2025/05/23 19:46

皆様、こんにちは。

梅雨の一歩手前の、程よく水分を纏った空気は、未だ風に身をゆだねる軽さです。

毎日を忙しく過ごしていると、身体のサインを見逃してしまいそうになります。

そんな時、ふと空を見上げると、空はいつも同じ青さで見守っていることに気付き、心が安らぎます。

 

本日は、Amebaブログ「甲賀真理子のファッション裏話」第4回を再掲致します。

皆様のお寛ぎの時間を、甘酸っぱい想い出と共に、クスッと楽しく演出できれば幸いです。

 


先生、泣かせてごめんなさい 2021917日)

 

あっという間に9月も半ばになり、秋の色が濃くなってきましたが、

皆様お元気でしょうか?

 

さて、大学から学校を変える時、文化服装学院に決めた理由ですが、

取り寄せたパンフレットに、

“針を持てない貴方も、ちゃんと縫える様になります‼”

というコピーを見て、あ~、ちゃんと基礎を学べるんだ!と思った事でした。

 

当時はまだ”ファッションデザイナーに絶対なるぞ!という気持ちは無く、

1,2年やってみて、面白かったら続けようという位でしたが、

元々物作りが好きだった事もあり、作品が出来上がるたびに、

もっと色々と学びたいという気持ちが強くなって来て、結局4年在学しました。

 

入学時、今までずっと男女共学の学校だった為、文化服装の本科で初めての

女子クラスを経験しました。

教室に入った途端、化粧臭くて、“何で皆こんなに香水かけてくるの?

色々な香りが混ざるのが嫌で嫌で仕方なかった記憶があります。

 

 

2年目は師範科(男女共学クラス)に編入。

色々な友達も増え、来年はデザイン科に行こうと決めた頃、

2年目の卒業ファッションショーがあり、クラスからどの作品を出そうか!?という

投票がありました。

クラスの生徒の中では1位だったのですが、教員会議の結果、選から落ちてしまいました

何故ですかと担任の先生に聞いた所、

貴方の服はデザイン科の生徒の作品みたいだから”という返事。

啞然としました

上に行って学びたいと強く思っているのに、何故だか学ぶ事の意味が分からなくなって、

暫く反抗期の子供の様になっていました。

学校の教育方針に疑問を持った時期でもありました。

今はそんな事はないと良いですね。


 

-2年目の卒業式の服で製作した服-

 

と言う訳で、反抗心バリバリの2年目の卒業式の服は銀座のベルブードア

(suzuyaよりおしゃれにまとまってたお店)

で買った白いニットのセーターとマイクロミニスカートの上下。

 

当然、同級生は作ったシルクのドレスで出席していましたから、

担任の先生からは泣かれてしまいました。

今先生の気持ちを考えれば本当に悪いことをしたなあ!と思います。

今更遅いですが、“先生、泣かせてごめんなさい 

 

 

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「目白アトリエトーク」

Staff – 感じたこと・疑問に思ったことに対し、真っすぐ走っていくお姿に、

元気を頂くような気分で拝読いたしました。

強い個性と上品さを併せ持つ先生のデザインが好きです。

袖を通して初めてわかる素材や着心地の良さも沢山の方々にお届け出来たら嬉しく思います。

 

文化服装学院時代、勉強は大変だったと思います。

キャンパスの外での思い出で「これが楽しかった!」というものを教えて頂けますか。

 

甲賀 やっぱり夜遊びですかね ♪

 

Staff – 少し刺激的な言葉が出て参りましたね。

夜遊びとは、具体的には…伺っても宜しいでしょうか?

 

甲賀 学校以外の友達に会って、色々話をしたり、クラブに行って踊ったりするのは楽しかったです ♪

 

Staff – ありがとうございました。

昨冬、ラムウールリバーシブルポンチョを着用させて頂きました。

ポンチョ内に含まれた空気が身体を温めてくれ、とても軽く、コート要らず。

リバーシブルで表情が大きく異なる為、色々な着こなしを楽しむことが出来ました。

男性でも、とても格好よく着て頂けます。

季節外ではありますが、セール価格中ですので、お買い求め頂けると幸いです。